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ノーモア ゼクシィ!

[ 徒然草 ]

いや、新郎がおっしゃったんです、ウェルカムスピーチで。

「およそ『ゼクシィ』には紹介されていなさそうな風変わりなパーティーになりそうですけど、我々らしく進めていきたいのでよろしくお願いします〜」的なことを。

親族1:友人2の割合のカジュアルな立食パーティーが、そのひとことで一気に盛り上がったんですねー。

「ゼクシィ」といえばもう20数年来となりますか?新郎新婦のバイブルですからねぇ。

ウェルカムスピーチでパーティー趣旨のご案内をするのに、この固有名詞を出して「違うんですよ」と言うのは分かりやすくて非常に効果的でした。

それを受けてコザック、「『ノーモア ゼクシィ、ノーモア定番』のコンセプトのもと進めてまいりますー」と、かなりチャレンジャー色強いメッセージを発しました。

いや、メッチャ気持ちよかったですよ!

だいたいブライダル司会のニーズが女性に偏重してきたのも、ゼクシィあたりが“元凶”とコザックは睨んでいます。

今日ばかりは仇(かたき)とったろ。

 

とても個性的なお二人でした。

いえ、正確な表現ではないですね、外見は普通に幸せそうなカップル。

なんと言いましょうか… 一生のうち滅多に経験することのないイベントを前に肩に力が入っていない。

よく脱力している… そんな感じに打ち合わせ時から感じました。

「プロフィール紹介はしません」。

これで、司会者にとって通常一番骨の折れる作業がなくなりました。

「乾杯の発声者など、登場する人の紹介は自分たちで行います」。

(はっ。では私は何をさせていただきましょうか?)

「後半、私(新郎)がピアノを弾いて彼女(新婦)が歌いますが注目を集めていただかなくて結構です。告知なく勝手に弾き始めます」。

( ・・・ )

MCコザック、MCすることがありません。

「ケーキ入刀の時なんですが、『カメラをお持ちの方はどうぞ前の方へ』とか『お二人にご注目ください』みたいなアナウンスは無しでお願いできますか?顔が引きつっちゃうので。むしろ注目しないように言ってください」。

(おい、それかよ〜!?)

全てがこんな調子でした。

ニヒルな感じでおっしゃるんじゃないんですよ、あくまでニコニコとフレンドリーなお二人です。

司会者に「ひとこと当たり単価」なるものがあれば確実にこれは「おいしい」業務です。

たくさんコメントしてもあまりしなくてもギャラは変わりませんから。

しかし司会者です、役割を果たさなければなりません。

原稿を作ったり読み込んだりの作業は今回ありませんが、何が二人の為にできるだろう?___

明確な答えを見出せず、若干の緊張を抱えて当日、会場入りしました。

 

 

 

場所はここ、代官山のレストラン「マダム・トキ」。

もう20年以上前になりましょうか、伝説的TVドラマ「王様のレストラン」のオープニングでそのまま外観が使われていたロケ地として、知る人ぞ知るフレンチの名店です。

不確かな情報で申し訳ないんですが、確かくだんのゼクシィにも全く広告打ったりしていない筈です。

なのに何故か口コミで新郎新婦さんが「結婚式やりたいんですが…」とやって来るんですねー。

タイトな空間であればこそ「ここだけ」の空気が流れる、とても稀有な会場なんです。

コザックが司会で初めて訪れたのもドラマがオンエアされていた前後だったでしょうか。

毎月のようにお邪魔していた時期もありましたが、旧知のプランナーさんに女性司会者を紹介したところすっかり私自身にはオーダーが無くなってしまいました、おいおい!

ここでもハナから司会は女性なんですって、お客様のアタマの中は。

ただ、よりカジュアルな立食スタイルになると、これまた何故かお声が掛かります。

 

 

 

開宴前のメインダイニング。

長テーブルの上に、これから料理がズラッと並びます。

シックな空間でしょ?

 

事前にパーティーのことで予習しておくことが、実はありました。

最初のお二人の入場時「ファーストダンス」をしちゃうんですね、しかもツイスト!

タランティーノの代表作「パルプ・フィクション」という映画がありましたよね?

その中でジョン・トラボルタがボスの愛人とツイストコンテストだかに出る羽目になりペアで踊る___そんなシーンがあります。

それをそっくりそのまま再現したいと。

あの… 「アナ雪」が大ヒットした時、有り体に言っちゃいますよ!

“にっちもさっちも”「とびら開けて」を口パク、もしくは自信があれば歌う新郎新婦が続出しました。

旬な題材ですから無理もないんですけどね。

それに比べてなんというレア感!

「パルプ・フィクション」、コザックも観た筈なのにこのシーンすっかり忘れていて、慌ててレンタルビデオ屋さんへ走りましたもん。

そっくり再現で、映画に登場するMCが絡みますからそこにコザックも共演。

セリフが英語、となる訳です。

 

扉開く

新婦:Right Here!

司会:Young Lady, what's your name?

新婦:Mrs.○○○○

司会:How about your fella here?

新婦:△△△△

司会:Let's see what you can do. Take it away!

 

こんな具合です。

新婦は英語が得意なんです。

コザックは… もうDVDを観て以来、寝ても覚めてもこのセリフを繰り返していました。

日本ではまだ馴染みのないファーストダンスをされると初めに伺った時、「社交ダンスが得意なのかな?」ぐらい予想していたんですがさにあらず。

特に新郎は踊ることが全く得意ではなく、今や殆どどなたも覚えていないような映画のワンシーンの、しかもツイスト。

この辺の遊び心が何かコザックにも通じ、二人のキャラクターをよく知るゲストにも笑顔で受け入れられ、入場から大盛り上がりでした。

 

 

 

その後ゼクシィ絡みのウェルカムスピーチがあり、乾杯後新郎新婦による上記画像に掲示されたような“B級感漂う”ゲームでまたひと盛り上がりがあり、その後は上級フレンチブッフェを皆様ご堪能。

 

 

 

料理の〆はガーデンでのBBQ。

備長炭で国産牛ロースを、旧知のシェフが焼き上げていました。

 

 

 

ケーキカットは「あまり注目いただかず」、でも笑顔の中終え、お庭で集合写真。

 

 

 

メインダイニングに戻ると予告通り、新郎がやおらピアノを弾き始めますが皆さん集まって来るんですね。お二人はそういうキャラクターで、よ〜く理解されている___それがとてもよく分かりました。

 

 

 

そこから友人カップルも交えてミニライブ。

 

 

 

ラストは新婦の歌を新郎が伴奏。

 

 

 

ケーキカット「ごとき」で笑顔が引きつっちゃうくせに、実に見事なお二人、ホスト・ホステスぶりでした。

 

翌日メールが。

「適度なくだけ方とアドリブなど我々夫婦がイメージしていた司会にピッタリ合った雰囲気で、お願いして本当に良かったと思っています。特にケーキカットの写真は注目を逸らしてくださったおかげで、とても自然なカタチになっていました」。

あー、よかったぁー、肩の荷が下りました。

そういえば新婦、土屋太鳳さんに似てらっしゃいましたよ〜。

 

もう1回言っていいですか?

「ノーモア ゼクシィ、ノーモア定番!!」 

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